ボーエン様丘疹症とは

ボーエン様丘疹症の概要

ボーエン様丘疹症(Bowenoid papulosis)
ボーエン様丘疹症(ぼーえんようきゅうしんしょう)は、イボを形成するヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で、感染部にイボを発症させる性病です。

ボーエン様丘疹症を発症する詳しい原因は、HPV感染症のページに記載がありますが、HPV感染による1つの症状です。
完治するまでに数ヶ月以上かかるケースもあり、将来癌につながる悪性なウィルスによるイボです。
感染する場所は、性器だけではなく口腔内にも感染します。
このウィルスを排除する薬剤はなく、体の免疫力に頼るのみですが、殆どの人はいずれこのウィルスを排除させる力があります。

症状

感染後3週間~6ヶ月(平均2.5ヶ月)程度で、性器に2ミリ~1センチの小さな黒褐色の丘疹イボが感染部分に現れ、1箇所に留まらずあちこちに出来始める。
個々の丘疹が癒合して、大きな平面状になることもある。
男性の主な発症部分は、陰茎、亀頭部、冠状溝、包皮、陰嚢、肛門、肛門周辺、尿道口のいずれか。
女性の主な発症部分は大小陰唇、腟前庭、会陰、腟、子宮腟部、肛門、肛門周辺、尿道口のいずれか。
男女とも、唇、口腔内への感染もある。
部位によっては治療しにくい場合があり、治癒に日数がかかる。

ボーエン様丘疹の画像(著しく気分を害する画像を含んでいますので、閲覧にはご注意ください)

感染経路

皮膚や粘膜との直接的または間接的な接触により感染する。
体液(唾液、血液、生殖器からの分泌液等)では感染しない。

感染確率

相手がキャリアならほぼ感染するほど感染力が強い。
感染者の90%の人は、体の免疫力で、数ヶ月~3年以内にウィルスは消滅するが、10%の人は細胞の中に残り、子宮頸がんや口腔がん、舌がん、喉頭がん、肛門がんを発症するリスクが高まる。

検査方法

病変部の視診、触診で判定する。
他の感染症(HIV、梅毒)が疑われる場合には、血液検査をする場合もある。
医療機関で検査する際の受診科は、泌尿器科、性病科、皮膚科、婦人科などが良い。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

皮膚に何らかの症状が現れれば検査できる。

感染していたら

医療機関へ行けば、詳しい検査をするまでもなく、その症状から、ボーエン様丘疹症と告げられる。
数週間~数ヶ月の薬物治療で症状は治まるが、約30%の人は再発する。
症状が出ているような場合には、人に感染させるので注意する。
治療後半年間再発症がなければ治癒とする。
しかしながら女性の感染者は、子宮頸がんや口腔がん、舌がん、喉頭がん、肛門がんを発症するリスクが高まっている為十分な注意が必要である。