性器ヘルペスウイルス感染症とは

性器ヘルペスウイルス感染症の概要

性器ヘルペスウイルス感染症(Genital Herpes Simplex Virus Infection)
ヘルペスは、ウィルスの型で、性交渉に関係なく皮膚や唇に症状が現れるものと、性交渉で感染し症状が現れるものの2種類の型があります。

症状は似ていますが、性器ヘルペスウイルス感染症は、性交渉でのみ感染するヘルペスです。
痛みを伴う皮膚の炎症を繰り返すやっかいな感染症で、一般のヘルペス同様に一度感染したら生涯このウィルスと付き合うことになります。
女性の感染者数は男性感染者数の約2倍になっており、女性に多いのがこの性病の特徴です。

ここでは、性交渉により感染した場合のみの記述となります。

症状

■初感染の症状
感染後約2日~10日で、感染部分にひりひりした痛みやかゆみを感じ、赤いブツブツや水ぶくれが多数発生する。
その後、それが潰れて、ただれた状態になる。
歩行が出来ないほど、病変部に強い痛みを伴う場合もある。
倦怠感や発熱、痛みを伴うリンパ節の腫れを自覚することもある。
男性の主な発症部分は、亀頭、包皮、陰茎、尻、肛門、太もものいずれか。
女性の主な発症部分は、外陰、膣の入り口、尻、肛門、太もものいずれか。
男女とも、唇、口腔内への感染もある。

■再発症状 
90%弱の人に再発症状が現れ、人に感染させる。
初回のような症状が現れるが、それ程ひどくはない。
発熱はまずない。
再発の回数は、2~3回/月 ~ 1~2回/年と様々なケースがあるが、加齢と共に少なくなる。
上記のような目立った症状が出ない感染者が半数以上おり、そのような人が相手に感染させていることが多い。

再発の引き金となる原因は、体の免疫力の低下状態になった時に発病する。
・体力疲労
・精神疲労
・長時間のストレス
・アルコールの飲みすぎ
・セックスや自慰による皮膚の摩擦や損傷
上記の状態にある時には再発に留意する。

性器ヘルペスの画像(著しく気分を害する画像を含んでいますので、閲覧にはご注意ください)

感染経路

病変部(ヘルペスの症状が現れている箇所)やその分泌液への直接接触で感染する。
また、目立った症状が無くても、ウィルスが生殖器の粘膜や皮膚の表面に現れ、感染させることもある。
体液(唾液、生殖器からの分泌液)にもこのウィルスが存在するケースが報告されている。
性器ヘルペスとはウィルスの型が異なる口唇ヘルペスも、唇から生殖器に感染するケースが多く報告されている。

感染確率

固定したカップルで、1年間に10%程度の感染確率と言われているが、分泌液が物を介して間接的にも感染することから、私はその感染確率よりもっと高いのではないかと思っている。
特に始めて感染する人は、その感染確率は3倍以上となり、代表的な性病(性感染症)の中では、2番目に感染者数が多い。

検査方法

病変部からの分泌液で検査する。
医療機関で検査する際の受診科は、泌尿器科、性病科、皮膚科、婦人科などが良い。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

皮膚に何らかの症状が現れれば検査できる。

感染していたら

数週間の薬物治療で症状は治まるが、ウィルスは体内に残る。
症状が出ているような場合には、特に人に感染させるので注意する。