淋菌感染症(淋病)とは

淋菌感染症(淋病)の概要

淋菌感染症(淋病)(Gonococcal Infection)
淋菌感染症(淋病)は、細菌が主に尿道(男性)や子宮頸管(女性)に感染し、様々な炎症を発症させる性病です。

この細菌は特殊で、ウィルスのように細胞内に入り込み、増殖することが特徴です。
つい最近では、あらゆる抗菌薬が効かなくなったスーパー淋菌と言われる抗菌薬耐性を持つ淋菌が発見されており、決して侮れない性病です。

日本で3番目に多い感染者数が報告されています。

症状

■男性の場合
感染後、3日~7日程度で、排尿時や射精時に尿道の激しい痛み、痒みの症状が現れ、尿道から分泌液(白~黄色)が出ることもある。
男性の場合、症状がはっきり現れる為、放置されるケースは少ないようである。

■女性の場合
感染後、3日~7日程度で、おりものが増えたり、排尿時や性交時の軽い痛み、子宮からの出血、下腹部痛の症状が現れる。
しかしながら多くの人は、気付かないか、無症状である。
放置すれば、泌尿器の奥内部から肝臓付近にまで感染が広がり、子宮頚管炎、骨盤内感染症で、不妊症や流産、早産、子宮外妊娠が発生しやすくなる。
また、劇症の肝周辺炎で右の上部脇腹に強い痛みが襲い、救急搬送されるケースもある。

男女とも、オーラルセックスで口腔内にも容易に感染し、その為性器同士の接触が無くても、他人へ感染させている。

感染経路

性交渉による粘膜同士の直接接触、性器分泌液と粘膜との接触によっても感染する。
オーラルセックスで口腔内にも多く感染するが、長時間のディープキスでも感染する事例が報告されている。
また、口腔から生殖器へも感染もする。

感染確率

感染者と性交渉を持った場合、その感染確率は約30%と言われている。
更に感染者の20~30%は、クラミジア菌にも感染している重複感染者である。
代表的な性病(性感染症)の中では、5番目に感染者数が多い。

検査方法

尿(男性)、子宮頚管部(女性)の分泌液を綿棒で採取して検査を行う。
医療機関で検査する際の受診科は、泌尿器科、性病科、婦人科などが良い。
保健所で検査を実施している自治体もある。
この淋菌感染症(淋病)は、自分で尿や子宮頚管部の分泌液を採取し検査することも出来る仕組みがあり、その場で判定が出来ないものの、後日Web上で淋菌感染症(淋病)の感染確認が出来る為、その手軽さや匿名性が受け、昨今ではその検査数が大きく伸びてきている。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

感染が疑われる日から、3日以上で検査が出来る。

感染していたら

感染初期の段階なら、2週間程度の薬物治療で症状は治まるが、治癒判定は、淋菌の消失を確認し治癒となる。