B型肝炎とは

B型肝炎の概要

B型肝炎(Hepatitis B)
性交渉により感染する肝炎ウィルスは、A型、B型、C型の3種類で、普通に感染し易く、注意しなければならない危険なウィルスはB型です。

最近問題になっている性交渉により感染するケースが増えているB型肝炎ですが、これは外国から持ち込まれた外来種で、治らず慢性化する傾向が高いタイプです。
慢性化しますので、当然相手に感染させる確率も高くなり、性交渉の機会が多い若者に感染するケースが増えています。

多くの感染者は、症状が出る出ないにかかわらず、いずれウイルスは排除され、完治します。
しかし、症状が出た人の1%の方は、重篤な劇症肝炎を発症し死亡します。
慢性肝炎になると、将来肝硬変や肝がんを発症するリスクが高まるだけではなく、性交渉相手に、B型肝炎ウィルスを感染させる可能性があります。

性交渉により感染するB型肝炎を決して侮ってはいけません。
何故なら、極まれですが、性交渉により感染した方で、命を落とすケースが報告されているからです。
このウィルスを排除する薬剤はなく、体の免疫力に頼るのみです。

ここでは、性交渉により感染した場合のみの記述となります。

症状

感染後1~6ヶ月程度で、全身を倦怠感が襲う。
食欲不振、吐き気、発熱、黄疸等の症状が現れ、風邪と間違えることもあるが、このような症状が出るのは全体の30%程度で、感染者の実に70%以上は全く無症状である。
感染者の85~90%は、症状が出る出ないに関わらず、体の免疫力により、いずれウイルスは排除され完治する。
そして、再びB型肝炎感染に対する免疫力を獲得する。

感染者の10~15%は、症状が出る出ないに関わらず、慢性肝炎に移行しウィルスのキャリアとなる。
慢性肝炎は、肝硬変や肝がんを発症するリスクが非常に高くなる。

症状の出た人の1%は、劇症肝炎と言われ、肝細胞の破壊が急激に進み、肝臓の機能が維持できなくなる肝不全状態に陥り、多くは死亡する。

感染経路

主に相手の血液や、まれに体液(血液、生殖器からの分泌液、唾液)が、自身の口の中、ペニス、尿道、腟、直腸などの粘膜部分や傷口などに接触することで感染する。
B型肝炎ウィルスは、キスでは感染しないと言われているが、長時間の舌を絡めるキスや、唾液を交換し合うようなキスでは感染する事例も報告されている。

感染確率

B型肝炎ウィルス抗原陽性率は、男女とも1%で、100人に1人が感染している。
抗原陽性者(感染者)と性交渉を持った場合、その感染確率は1~10%と言われている。

検査方法

採血で検査する。
医療機関で検査する際の受診科は、内科、消化器科、肝臓内科などが良い。
病院や診療所で検査することが出来るが、保健所では無料で検査が行える市町村もある。
医療機関や保健所での検査は再度結果を聞きに行く必要がある。
このB型肝炎感染検査は、自分で採血し検査することも出来る仕組みがあり、その場で判定が出来ないものの、後日Web上でB型肝炎の感染確認が出来る為、その手軽さや匿名性が受け、昨今ではその検査数が伸びてきている。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

感染が疑われる日から、2ヶ月以上で検査が出来るが、確実性を求めるなら3ヶ月以上が望ましい。

感染していたら

HBs抗原が陽性でも、症状がなければ特に慌てる必要はないが、念のため専門医に相談し現状を更に詳しく分析してもらうことが必要となる。
似た項目でHBs抗体といったものもあるが、これが陽性の場合、過去に感染したことやワクチンを接種したことを示しているので、陽性であっても全く心配しなくても良い。
感染状態とは、HBs抗原が陽性となっていることを言う。