HIV感染症とは

HIV感染症の概要

HIV(Human Immunodeficiency Virus Infection)
HIVは、一度感染したら、このウィルスを消滅させる手段が無く、将来AIDS(エイズ)を発症させる一番感染したくない性病です。

HIVに感染後、AIDS(エイズ)を発症すれば多くは死に至ります。
但し、AIDS(エイズ)を発症する前に感染したことが分かれば、投薬治療で発症をコントロールし、死亡するような事態からは免れることが出来ます。

ここでは、性交渉により感染した場合のみの記述となります。

症状

感染後2~4週間目に風邪に似た症状を訴えるケースがある。
発熱、のどの痛み、だるさ、筋肉痛など。しかし殆どが無症状で、感染検査を受けるまで、感染に気付くことがない。
感染後、数年~数十年でAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症し死亡する。
後天性免疫不全症候群は、免疫力の低下で、様々な感染症を発症してくる症候群である。

感染経路

相手の血液や体液(血液、性器からの分泌液、母乳等)が、自身の口の中、ペニス、尿道、腟、直腸などの粘膜部分や傷口などに接触することで感染する。
汗、涙、唾液、尿、便などの体液の接触による感染の可能性はない。

感染確率

感染者と性交渉を持った場合、その感染率は、0.1~1%と言われている。
低い感染率だと思われるが、現在日本でHIVに感染している人数及びAIDSを発症している累積人数は約26,000人である。
全国の成人(15歳~79歳)が約10,000万人であるので、実に約4,000人に1人が感染していることになる。

検査方法

採血で検査する。
医療機関で検査する際の受診科は、泌尿器科、性病科、婦人科などが良い。
何故なら他の性感染症も併せて検査できるからである。
病院・診療所で検査することが出来るが、全国の保健所では無料で検査が行える。
最近では医療機関や保健所で即日検査を実施している所も多くあり、検査結果を聞く為に再度出向く必要がない。
このHIV感染検査は、自分で採血し検査することも出来る仕組みがあり、その場で判定が出来ないものの、後日Web上でHIVの感染確認が出来る為、その手軽さや匿名性が受け、昨今ではその検査数が大きく伸びてきている。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

感染したと思われる日から、約3ヶ月程度経ってから検査をする。
3か月未満での検査では正しく判定できないことがある。

感染していたら

HIVの抗体検査は、一般にスクリーニング検査で行っている為、例え陽性になってもこの段階では感染を疑うと言った判定レベルになり、専門病院で精密な検査を実施し最終判断となる。
保健所、医療機関の検査で感染の疑いがあると判定されたら、どこの病院へ行くのかは指示に従う。
検査キットで感染の疑いがあると判定されたら、直ちに地元の保健所でどこの医療機関へ行けばよいのかを確認し速やかに受診する。
また、下記のサイトにHIV拠点病院が都道府県別に紹介があるので自分で調べて受診する。
都道府県別HIV拠点病院
現在の医療技術は、HIVに感染してもAIDSの発症を抑え、死亡からは免れることが出来る。
治療費も、申請により収入に応じて国からの補助金があり、毎月無料~最大20,000円の自己負担金で治療を続けることが出来る。