伝染性単核球症とは

伝染性単核球症の概要

伝染性単核球症(Infectious Mononucleosis)
伝染性単核球症は、ヘルペスウイルスの仲間である、EBウイルスの感染で発症する感染症ですが、性病ではありません。

このウィルスは唾液で感染するもので、キスや飲み物の回し飲みなどでも簡単に感染します。
日本人の殆どは、既に幼少期に感染し抗体を持っていますが、このEBウィルスに思春期以降で初感染すると、その症状は重く、極まれに多臓器不全などに進行し、死亡することもある感染症です。

このEBウイルスは生涯体の中に残り、冬眠状態になりますが、何かのはずみで再活性化し、目立った症状は現れませんが、他人に感染させる状態になることがあります。

EBウイルスの持続的な感染(慢性活動性EBウイルス感染症)は、悪性リンパ腫(癌)や上咽頭癌の発生に関係があるとされています。
このEBウィルスが感染するリンパ球には、Bリンパ球、Tリンパ球、NK細胞の3種類がありますが、このBリンパ球に感染するものが伝染性単核球症で、Tリンパ球、NK細胞に感染したものが慢性活動性EBウイルス感染症になります。
この慢性活動性EBウイルス感染症は悪性で、様々な内科的症状が現れ治療に時間がかかり、 稀に死亡するケースもあります。

症状

感染後約4~6週間後、倦怠感、発熱、喉の痛み、湿疹、首のリンパ節の腫れなど、風邪や肝炎に似た症状が現れる。
症状が悪化し、適切な治療がされなかった際には、急性肝炎や肺炎、悪性腫瘍などを発症し、重篤化することもあるので、症状が重くなったり長引くようであれば、直ちに医療機関で診察を受けること。

感染経路

感染者の15~20%の人は、唾液中にウィルスを排泄しており、その人とのキス、飲み物の回し飲み、食器の共有などが主な感染経路となる。

感染確率

感染者の15~20%の人から約50%の確率で感染する。

検査方法

採血で検査する。
医療機関で検査する際の受診科は、内科が良い。
問診の際、正直にしたことを説明しないと、伝染性単核球症と診断されず、風邪などの症状と誤診されることがある。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

何らかの症状が現れれば、EBウィルスによるものかどうか判定できる。

感染していたら

それぞれの症状を和らげる対処療法主体の治療となる。
殆どは、1~.5ヶ月で症状は治まるが、その間は安静にしていることが症状を悪化させない方法である。
極まれに、感染症状が長引き、死亡するケースもある。