疥癬(かいせん)とは

疥癬(かいせん)の概要

疥癬(Scabies)
疥癬(かいせん)は、ヒゼンダニが皮膚表面の角質層に寄生し、ダニの糞や抜け殻に皮膚がアレルギー反応を起こし、強い痒みを発症させる性感染症です。

これまでは性行為に伴う感染が多かったのですが、近年は高齢者の介護行為などを介して感染し、施設内や家族内で流行することがあり、社会問題になっています。

症状

ヒゼンダニに寄生されてから1~2カ月後、陰部や脇の下、腕の内側、膝の裏、太ももの内側、お尻等に、赤くかゆいぶつぶつが現れる。
大量なダニに寄生されると、2週間程度でも発症するケースもある。
かゆみが強く、特に夜のかゆみが強くなる。
疥癬トンネルと呼ばれる、長さmm前後の線状の皮疹(ひしん)が現れる。
このトンネル痕は、卵を産み付けるために、ダニが皮膚の下を掘り進んだ痕である。

疥癬の画像(著しく気分を害する画像を含んでいますので、閲覧にはご注意ください)

感染経路

ヒゼンダニの宿主との直接接触、間接接触(寝具等の共用)により感染する。
比較的長時間、肌と肌が密着したような際には、容易にダニが乗り移る。

感染確率

1年間の症例数は、80,000~150,000 人と推定されている。
その内、性行為での感染者数は、10%の8,000~15,000人である。
ヒゼンダニの宿主と性交渉を持った場合、その感染率は、10%以上と言われている。

検査方法

病変の視診、触診で判定する。
医療機関で検査する際の受診科は、発症部位にもよるが、皮膚科、泌尿器科、婦人科などが良い。

感染してから検査が可能になるまでの日数

皮膚に何らかの症状が現れれば検査できる。

感染していたら

数週間~1ヶ月の薬物治療で症状は治まるが、治癒判定が大変難しく、1、2週間隔で2回連続してヒゼンダニが検出できず、疥癬トンネルの新生がない場合を治癒としている。