梅毒とは

梅毒の概要

梅毒(Syphilis)
梅毒は、細菌の感染により、症状が一旦表れては収まり、また表れては収まることにより、発見が遅れ、その後、醜い皮膚疾患が全身に広がり、感染者を苦しめる恐ろしい性病です。

しかし、症状が出ない例も報告されており、自分が感染していることを知らず、相手に感染させているケースも多く存在します。
平成28年度の感染者数は、平成25年度の3倍になりそうな勢いです。

性病の中で、HIVとこの梅毒だけは、全国全ての医療機関から感染者情報を国に報告しなければならない決まりになっています。
(但し、個人を特定するような情報は含まれてはいないようです)

ここでは、性交渉により感染した場合のみの記述となります。

症状

感染後約3週間~3ヶ月の間、ウィルスが侵入した場所(性器、口腔内、その他)に、小豆大の軟骨のようなにコリコリした塊(しこり)が現れるが無痛である。
このしこりは、次第に膿(うみ)を出したりする。
そのうち、足の付け根のリンパ節が腫れてくるが、これも無痛である。
そして、これらの症状は、2~3週間で消失し、次のステージへと移行する。

感染後約3ヵ月~3年の間、全身のリンパ節が腫れたり、発熱、倦怠感、関節痛などの症状が現れる場合がある。
様々な発疹(梅毒疹)が、手や足の裏も含め全身の皮膚に現れる。
これらの症状は、1ヶ月で消失し、そして次のステージへと移行する。

感染後3年以上から、体の内部の各組織が徐々に破壊されて行き、心臓、血管、神経、目などに重い障害が出るが、現代ではここまで放置するケースは極めて稀だそうだ。
しかしここまで来るとウィルス自体を死滅させる術はなくなる。

梅毒症状の画像(著しく気分を害する画像を含んでいますので、閲覧にはご注意ください)

感染経路

相手の血液や体液(血液、性器からの分泌液、唾液等)が、自身の口の中、ペニス、尿道、腟、直腸などの粘膜部分や傷口などに接触することで感染する。
長時間のディープキスでも感染する。

感染確率

平成27年度での新たな感染者数は2697人であった。
感染者と性交渉を持った場合、その感染率は、15~30%と言われている。
現在日本で梅毒に感染している潜在的な感染者は、計算上約8990~17,980人の間で存在していることになる。
代表的な性病(性感染症)の中では、5番目に感染者数が多い。

検査方法

採血で検査する。
医療機関で検査する際の受診科は、泌尿器科、性病科、皮膚科、婦人科などが良い。
病院・診療所で検査することが出来るが、保健所では無料で検査が行える市町村もある。
最近では医療機関や保健所で即日検査を実施している所もあり、検査結果を聞く為に再度出向く必要がない。
この梅毒感染検査は、自分で採血し検査することも出来る仕組みがあり、その場で判定が出来ないものの、後日Web上で梅毒の感染確認が出来る為、その手軽さや匿名性が受け、昨今ではその検査数が大きく伸びてきている。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

感染が疑われる日から、4週間以上で検査が出来る。

感染していたら

数ヶ月の薬物治療で治療していくが、その後の治癒判定が数年かかることもある。