膣トリコモナス感染症とは

膣トリコモナス感染症の概要

膣トリコモナス感染症(Trichomonas Vaginalis Infection)
膣トリコモナス感染症は、単細胞の原生動物に属する寄生生物が、男性なら前立腺や精嚢、女性なら膣に感染し、その部分に炎症を発症させる性病です。
感染した男性よりも女性に重い症状が現れます。
主に性交渉により感染しますが、女性の場合は、便器や浴槽での感染の可能性もあります。

症状

■男性の場合
感染後、4日~1ヶ月程度(平均10日)で、排尿時や射精時に尿道の違和感や痛みを感じることがあるが、多くは無症状である。
症状が出ても2~3週間で症状は消えるが、寄生生物は前立腺や精嚢などに生息し続け、女性に感染させる。
まれに前立腺炎を発症することもある。

■女性の場合
感染後、4日~1ヶ月程度で、強い匂いの黄緑色の泡立った膣からの排出物がある。
性交時や排尿時の不快感や、陰部の刺激痒みが発生する。
まれに、下腹部痛が起こることもある。
しかし女性でも20~50%は無症状であるが、寄生生物は膣に生息し続け、男性や女性にも感染させる。

感染経路

男性は、100%性交渉による直接感染で、女性は性交渉の他、便座や浴槽で感染する間接感染もある。

感染確率

感染者数や感染確率もはっきり分からないが、間接感染する性感染症の多くは、感染確率が比較的高い。

検査方法

尿(男性)、膣分泌液(女性)を綿棒で採取して検査を行う。
医療機関で検査する際の受診科は、泌尿器科、性病科、婦人科などが良い。
この膣トリコモナス感染症の検査は、自分で尿や膣分泌液を採取し検査することも出来る仕組みがあり、その場で判定が出来ないものの、後日Web上で膣トリコモナス感染症の感染確認が出来る為、その手軽さや匿名性が受け、昨今ではその検査数が大きく伸びてきている。

性病検査に関する知識 >

感染してから検査が可能になるまでの日数

感染が疑われる日から、3日以上で検査が出来る。

感染していたら

10日前後の薬物治療で症状は治まるが、治癒判定は、症状の消失とトリコモナス原虫の消失を確認し治癒となる。
女性では原虫が月経血中で増殖する為、次回の月経後の原虫消失を確認しなければならない。